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坐骨に坐れば、どんな高さの椅子にも対応できる。

坐骨で坐ることを癖づける一番のメリットは、

『どんな高さの椅子にも適切な姿勢で対応できる』

ということに尽きるとTHE コツ™ TOOLsでは考えています。

このページではその点を深く掘り下げて考えていきます。

坐骨はどこにある?

このHPでは、坐骨に関する話が様々なページで出てきますが、それだけ重要なのでここでも坐骨について再度復習しておきたいと思います。

坐骨はここ!

坐骨は骨盤のもっとも下端にある骨の出っ張りの部分を言います。
この坐骨は前後幅が意外と広く、坐骨の中でも自然と姿勢がまっすぐになるポイントを身体の感覚として知っておく必要があります

このポイントの見つけ方については以下のページをご覧ください。

さて、坐骨の中でも自然と姿勢がまっすぐになるポイントを見つけることができましたでしょうか?

このポイントさえしっかりと身につけておけば、
地べたであれ、どんな椅子であれ良い姿勢を保つ能力を身につけたも同然です。

※ただし、地べたや低めの椅子に適切に坐るには、最低限確保しておくべき股関節の可動域が必要です。
股関節の硬さが心配な方は、日頃から下記の股関節のストレッチに取り組み、柔軟性を高めておくことをお勧めします。

あらゆる場面で良い坐位姿勢を保つカギは、
『坐骨の感覚』と『鼠径部を締める能力』

どこにも力感を感じずに、自然に上半身がまっすぐに伸びた姿勢を作り上げることができたら、
次はこの状態をキープしながら動けるようになることを目指します。

背骨をまっすぐに保った状態のまま上半身を前方へ傾けて動くことができる、
坐位での作業姿勢をつくるコツは以下の3つ。

① 坐骨もしくは尾骨あたりから頭頂へ向けて長く保つように意識すること。

※このとき、背中に力を入れて反らないように気をつけましょう。

② 前かがみになるとき、①の意識を持ったまま、股関節(鼠径部)を支点に上半身を傾けること。

※背中を丸くして、お腹をつぶさないように気をつけましょう。

③ ②と同時に自然と坐骨の前方に重心が移動していることを感じること。

※②がうまくできていないと、体重のかかる坐骨の位置が変わらない、もしくは後方へ移動してしまいます。

『坐骨の感覚』と『鼠径部を締める能力』に加えて、この3つのコツが身につくと、低い椅子から高い椅子まで地面などに足をつくことができるものであればどのような高さの椅子であっても良い姿勢を保つことができます。

このような能力を身につけることを目的としているのがTHE コツ™ チェア シリーズの商品です。

このような姿勢の取り方は、肩こりや腰痛の予防につながるだけでなく、
『股関節を適切に機能させて動く』ことにもつながり、身体の使い方が効率よくなります

つまり、スポーツや芸術のパフォーマンスを高めることにもつながるということですね。

逆に、姿勢の崩れは身体パフォーマンスを低下させる可能性が非常に高いのでご注意ください。