姿勢を良くしようとしたときに、あなたならどのようにカラダをコントロールして姿勢を良くしますか?
今坐った状態でこの画面を見ているのであれば、このまま一度姿勢を良くしてみましょう。
ほとんどの方が、
・背中に力を入れ、
・胸を張り、
・背筋を伸ばすように、
姿勢を調整したのではないでしょうか?
この姿勢を30分、1時間、丸一日、保ち続けられますか?
おそらく答えはNOです。
なぜか?
単純に、疲れるからです。
「いい姿勢は疲れる…」このような認識を持っている時点で、
『あなたの考えている良い姿勢』はカラダにとっての良い姿勢ではありません。
この姿勢は「気をつけ!」という言葉から想起される姿勢であり、軍隊的姿勢とも呼ばれる姿勢です。
(立った姿勢でも同じです)
体育の授業を思い出してみてください。
「気をつけ」の後には必ず「休め」が続きます。
この軍隊的姿勢が疲れやすいのは、誰から見ても明らかですね。
私たちが、日常的に身に付けるべき姿勢はこの軍隊的姿勢ではありません。
本来、カラダの構造と機能に則った良い姿勢とは、
・身体に余計な力みがなく、
・自然とすらっとまっすぐ伸びあがる もの。
すると、
構造的に負担がなく楽で快適なだけでなく、見た目にも美しい姿勢
となるのです。
このような姿勢を身に付けるためにも非常に重要となるのが、
骨盤・股関節。
背筋を伸ばして姿勢を良くしようとすると、すぐさま背中に力が入ってしまい、それは腰背部の疲労感に繋がります。
背中で姿勢を良くしようとするのではなく、
股関節を通して骨盤の傾きをコントロールすることによって姿勢を調整すべきです。
楽かつ快適で、美しい姿勢を取るために重要なのは、
第一に『骨盤(下腹部)を地面に垂直に立てる』という感覚を身に付けること。
胸を前に向けた状態のままで
骨盤が前方へ傾きすぎると、それは反り腰につながり、
骨盤が後方へ傾きすぎると、それは猫背につながります。
反り腰も猫背も骨盤の傾きがうまくコントロールできていないがために起こっていると考えましょう。
骨盤をコントロールする方法とは?
さて、ここからが本題です。
ここでは、坐った状態で骨盤の傾きをコントロールする方法をお伝えしましょう。
① 椅子などに浅く腰掛けた状態で坐骨を感じましょう。
坐骨の位置は、お尻の下のラインを辿ってお尻の穴の両脇にあります。
感じにくい場合は、お尻の下に手を入れてお尻を座面にグリグリを擦り付けてみましょう。
すると左右に一つずつある硬い骨を感じることができるはずです。これが『坐骨』です。
② 骨盤が『前後に転がるタイヤ』になったイメージを持ちましょう。
背中に力感を感じないように注意しながらこのタイヤを転がします。
③ 骨盤というタイヤを転がしながら、
【脚の付け根(鼠径部)の状態】
【お尻の穴(肛門)の向き】
【座面に体重がのるお尻の位置】
の3つに意識を向けます。
④ 【骨盤を前方へ傾ける際】には、鼠径部が閉じ、肛門が後方を向き、お尻の前の方に体重がのります。
逆に【骨盤を後方へ傾ける際】には、鼠径部が開き、肛門が前を向き、お尻の後ろの方に体重がのります。
この感覚をしっかりと感じられているかチェックしましょう。
これが坐った状態での適切な骨盤の傾け方、転がし方です。上半身はこの動きに自然とついていきましょう。
⑤ ④の動きを繰り返しながら、最も楽で、かつ自然と姿勢がまっすぐになる位置を見つけましょう。
⑥ この骨盤の位置を保った状態のまま、みぞおちをどんどんと柔らかくしていきましょう。
背中の力を抜くほどにみぞおちは柔らかくなります。
みぞおちを柔らかくしていく過程で、骨盤を後方へ傾けたり、坐骨の感覚を見失ったりしないように注意しましょう。
今のこの姿勢が、あなたが良い姿勢を身に付ける上での基準となる姿勢です。
「これで本当に良い姿勢になっているの?」と不安に感じた方は、
鏡の前で確認したり、横から写真を撮ってもらってください。
少なくともあなたが今感じていたほど悪い姿勢にはなっていないはずです。
この能力を自然と身に付けることを目的に作られたのが
『THE コツ™ チェア シリーズ』なのです。
THE コツ™ チェア シリーズは、常に坐骨に坐り続けることができ、
坐骨を感じながら股関節の動きを通して骨盤の傾きを調整する能力を引き出します。
幼児から大人まで使用状況に応じて使い分けられるラインナップが揃っています。
日常的に坐ることの多い場面で使用する椅子に、このTHE コツ™ チェア シリーズを利用してみませんか?