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足が宙ぶらりんのまま坐り続けてはいけない最大の理由とは?

小さな子どもが大人用の大きな椅子に腰掛けて、足をぶらぶらさせている姿は可愛いもの。

しかし、この状態のままで長時間坐り続けていると身体にとって良くないことが起こってきます。

これは、実は小柄な大人の方でも同様です。
椅子に深く腰を掛けて足を地面につけずに坐っていると同じことが起こります。

さて、何がどう良くないのでしょうか?
一緒に考えてみましょう。

ほぼ確実に姿勢が崩れる。

結論を先に言います、というかもう言いました。
長時間このまま坐り続けていると、姿勢が崩れます。

なぜか?
良い姿勢を取るために必要な前提がほぼ確実に崩れるからです。

なぜ足が浮くと良い姿勢が取れないのか?

もし今、これをお読みのあなたが椅子に腰掛けているのであれば、そのまま宙に両足を持ち上げてみましょう。

それが最も簡単にその理由を理解できる方法です。

足を地面等に着いている場合と何が違うのでしょうか?

まず、足裏で身体を支えることができないため、椅子の座面上だけで姿勢を調整しなくてはならなくなります。

これによって何が起こるかというと、
脚の重みによって骨盤が前方へ倒れようとする力が働くことにより、この力に対応して重心位置を後方へ移動させなくてはならなくなります。そのために、お尻を支点に上半身が後方へ傾き、前後のバランスを取るために骨盤が後傾します。

骨盤が後方へ傾くということは… 、その通り、背中が丸くなるということです。

逆に、足が宙ぶらりんのままで姿勢を良くしようと身体を前に傾けると、
前方へ倒れないようにするために太もも裏を椅子の座面に押し付けて姿勢を保とうとして、お尻の筋肉やハムストリングスに過剰に力が入ります。このハムストリングスは膝を曲げる働きもあるため、宙ぶらりんのまま身体を前方へ傾けると膝が自然と曲がるのです。

この姿勢を保ち続けようとすると、腰回りにまで強く力が入りすぎます。これは反り腰にもつながる状態です。

これは椅子下まで膝下を深く曲げたり、椅子の脚などに足を引っ掛けたりする癖のある場合も同様です。

上半身が自然と真っ直ぐになるような姿勢を作り上げるには、骨盤は地面に垂直に立てておく必要があり、
その姿勢を保ったまま動くためには骨盤を前方へ傾ける必要があります。

足が宙ぶらりんだと、その状態を作り出すのが非常に難しくなってしまうのです。

これを予防するために、THE コツ™️ チェアにもハイチェアと同様に、大人用の椅子に子どもが腰掛けても安心できるように、
足台にもなりうる横支柱の高さを変えております。

THE コツ™️ チェア
THE コツ™️ チェア

足が宙ぶらりんのまま決して子どもに長く机に向かわせないように注意しましょう。