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How to Sit on the Floor

地べたでの上手な坐り方

※武蔵野身体研究所 矢田部英正氏の分類を参考に床坐の姿勢を紹介します。(一部変更・追加しています)

地べたに上手に坐るには、股関節を中心とした骨盤周囲の可動性、体幹部分を安定させる能力が必要です。

上手に坐るコツは、股関節の柔軟性をしっかりと確保した上で、鼠蹊部を締め坐骨から頭頂までを長く保つこと。
決して背中に力を入れすぎてはいけません。背中の力を抜き、みぞおちを柔らかく保ちましょう

背骨を長く保つには『ガンシナー』
坐骨を感じるには『THE コツ™ クッション
鼠蹊部を締めるには『Laboo.』
がオススメです!

ガンシナー
THE コツ™️ クッション
Laboo.

畳脚
(jou-kyaku)

※畳み脚(たたみあし tatamiashi):脚をお尻の下近くにに畳んだ姿勢。

膝を深く折りたたむことによって、膝の柔軟性を高めるのに適した姿勢です。

端坐(tanza)/ 正座(seiza)

時間の経過とともに背中が丸くなって姿勢が崩れてしまいそうな方は、頭の上にガンシナーをのせて軸を保つのがコツ。

割坐(wariza)

内股になりやすい方に多い姿勢です。膝関節を支点に、下腿が外へ捻れるので内股姿勢の癖のある方は要注意です。割坐とは真逆の胡坐姿勢もしっかりととりましょう。

横坐り(yoko-suwari)

外側脚の股関節の内旋可動域を引き出しやすい姿勢です。得意な方向だけでなく、左右坐り変えることが重要です。

開膝
(kai-shitsu)

※膝を左右に開いた姿勢。

股関節を開く方向の柔軟性を身につけるのに適した姿勢です。

胡坐[あぐら](agura)

坐骨に体重を載せて、頭にガンシナーを載せれば、美しい胡座姿勢のできあがり。股関節が硬い方は、【胡座を楽にかけるようになるストレッチ】を参考にしてみてくださいね。

安坐(anza)

胡坐の足首を組まずに、前後に揃えた坐り方。股関節が硬い方でも胡坐より楽に坐れます。

貴人坐(kijinza)

両足の裏を合わせ、膝を外に張り出した姿勢。この状態で前屈することで股関節のストレッチもよく用いられます。

結跏趺坐(kekkahuza)

右の足首を左の腿にのせ、左の足首を右の腿にのせて行う。坐禅の作法として知られた姿勢。インドでは「パドマ・アサナ」とも言い、もともとはヨーガの修行で瞑想を行うときに用いられた坐法。

半跏趺坐(hankahuza)

結跏趺坐の片脚だけを組んだ姿勢です。

立膝
(ritsu-shitsu)

※立て膝(たてひざ tate-hiza):膝を立てた姿勢。

坐骨を感じた状態のまま膝を立てることで、
股関節(鼠蹊部:ソケイブ)を締める力を身につけるのに適した姿勢です。

畳立て膝(tatami-tatehiza)

正坐の状態から片膝を前に立てた姿勢。

楽立て膝(raku-tatehiza)

胡坐の状態から片膝を前に立てた姿勢。
膝を軽く抱えることで、骨盤を立てやすくなります。

両立て膝(ryo-tatehiza)

三角坐り、体育坐りとも呼ばれる姿勢。

歌坐
(utaza)

楽立て膝よりも足を前に出し、膝を少し低くすることによって、太ももを台の代わりに使用できる姿勢。江戸時代には歌を詠むときにも用いられたそうです。

しゃがみ立て膝
(syagami-tatehiza)

俗に言う「ヤンキー坐り」ですね。
股関節を深く折りたたみ、鼠蹊部を締める能力が必要です。

踵坐
(syou-za)

※踵にお尻をのせた姿勢。

足趾を立てて踵(かかと)に坐ることによって、
足趾、足裏がうまく使えるようになるためのトレーニングにも適した姿勢です。

片踵坐(kata-syouza)
(膝着き)

畳立て膝の状態から、片脚の足趾を立てて踵に坐ります。

片踵坐(kata-syouza)
(膝着きなし)

片踵坐から膝を地面から離した状態で踵に坐ります。

両踵坐(ryo-syouza)
(膝着き)

正坐から足指を立てた姿勢。足指のストレッチにも非常に効果的です。

両踵坐(ryo-syouza)
(膝着きなし)

両踵坐から膝を地面から離した状態で踵に坐ります。足趾でバランスを保つ能力が身につきます。

蹲踞(sonkyo)

両踵坐の状態から両膝を開いた姿勢です。
蹲踞の状態で歩く【蹲踞歩き】は、足趾の使い方を身につける非常に良いトレーニングです。

※矢田部氏の分類では、開膝系に分類されています。

投足
(tousoku)

※投げ足(なげあし nage-ashi):両脚を前方へ伸ばした姿勢です。

投足系の姿勢が苦手な方は、THE コツ™ クッションを含めたTHE コツ™ チェア シリーズに坐った状態で、
脚を投げ出し、坐骨を感じながら前屈するストレッチがオススメです。
太もも裏にあるハムストリングに対して効果的に柔軟性を高めることができます。

投げ足(nage-ashi)

片開脚(kata-kaikyaku)

両開脚(ryo-kaikyaku)

様々な床坐の方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

これらの床坐を使いこなせるようになることで、昔の日本人が当たり前のように持っていた身体性を取り戻してみましょう。

椅子に坐った姿勢が当たり前となった現代では、
まずは股関節の柔軟性を高めるストレッチが必要な方も多いかと思いますが、
今のあなたに足りない能力を普段の生活の中から身につける手助けとしてみてくださいね。